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癒しとともに進化していく夫婦仲

  • mamikoouchi
  • 2024年5月21日
  • 読了時間: 5分

人生は誰もがそれぞれに困難な経験をするものです。


心の傷に向き合い、それを癒すことで困難や災難を乗り越えることができますが、もし未解消のトラウマやインナーチャイルドが心に蓄積してしまった場合、どうなるでしょうか。


そのまま放置して一生傷が癒されない人もいるかもしれません。

自分のインナーチャイルドに気づかない人もいるかもしれません。

中には壊れた心に鍵をかけたまま結婚する人もいるかもしれません。


そして、それらトラウマにどう向き合っていくのか、どう取り組んでいくのかは人それぞれです。


今日は、先日参加した、Mana Movementという団体が開催しているリトリートを体験して感じたことをシェアしようと思います。



Mana Movement


Manaは様々な種類のリトリートを開催していますが、私が参加したのはWillson Creekという川が流れている大自然に囲まれた環境での3泊4日のキャンプスタイルのリトリートでした。


全てのリトリートに共通している趣旨は、参加者の弱った心やネガティブな思考を、強烈なクレンジング効果を持つメディスン・セレモニーやスウェットロッジ(野外に設置されたサウナのようなもの)で浄化すること。そして、リトリートを通して、インナーチャイルドや人生の壁に対処する方法、チャレンジを楽しみや活力に変え、癒し、成長に変える方法を学びます。これにより、人生を最大限に楽しむための大切なキーを学んでいこう、というようなテーマがあります。


シャーマニズムがベースになっているので、かなりスピリチュアルなアプローチが多く、「目に見えない世界を信じる」方向けかなとは思います。


参加者の多くは心の奥底に重く悲しみの塊を抱えており、中には夫婦や家族で参加している人たちも少なくありませんでした。


セッション中は、内側の自分と繋がった時に、激しい感情が込み上げてくることがあります。泣き叫ぶ人もいれば、怒りで叫ぶ人もいます。また、自分の気づきが線でつながり、腑に落ちて笑い転げる人もいました。体の中から黒い感情を外に吐き出していく、そんな不思議な感覚でしょうか…経験豊富なスタッフが一人一人に寄り添いながら、時には厳しく、時には優しく、愛を持って対応していました。


4日間も一緒に過ごすことで、参加者同士のつながりも深まりました。自分の気づきを他の人とシェアすることで、癒しのプロセスが促進されるように感じました。最終日には、多くの参加者が一皮むけたような表情をしており、新たなステップへの準備が整ったような、そんなエネルギーが感じられました。


よく「〜さんを一生幸せにします」といったプロポーズの言葉や結婚式のスピーチを耳にしますが、私は個人的に違和感を感じます(良い悪いではなく、あくまで個人的な感覚ですw)


私の考えでは、夫婦生活の根底には「幸せになれるかどうかは自分次第」という思いがあります。物事をどう考え、どう捉えるかは、自分の生きる世界に大きな影響を与える重要な要素です。幸せな毎日は考え方次第で自ら創り出せると私は思います。ただし、それには健康な心が必要であり、傷ついたままではポジティブに、そして発展的に物事を考えることができません。心の問題を癒すのは本人以外の誰にもできないことであり、夫婦であっても相手が入り込めない心の領域があります。相手の愛情が癒しの助けになることもあるかもしれませんが、心の芯から癒すのは本人にしかできないのです。


今回のリトリートで印象的で素敵だな感じたのは、こうしたことを互いに尊重し合いながら夫婦で参加されている方々の姿でした。メディスン・セレモニーやスウェットロッジの間、夫婦同士で座ったり話したりすることは禁止されているため、相手が具体的にどんな内容で涙を流し、怒ったり泣いたりしているのかはわかりません。少し離れたところからお互いが浄化されていくプロセスを見守りながら、自分のジャーニー(癒しの変化)に集中するのです。


途中、別々に行動して数時間経った後、大きなキャンプ場の中で、たまたま通りすがりにお互いを見つけて抱き合っている夫婦を見かけました。まるで映画のワンシーンのようで、その抱擁する姿を見て私まで涙が出てしまいました。癒しのプロセスの中で様々なことを感じ、彼らの絆がより一層深まっていることが手に取るようにわかりました。きっとリトリートが終わる頃には、パートナーへの感謝と愛に満ち溢れていることでしょう。


私にとって、2回目となる今回のManaの参加。今回は「家族」についてよく考えました。その延長線なのか、他の夫婦やカップルをよく観察していたように思います。夫婦もこういった形で共に成長し、一生の強い夫婦関係を築いていくことができるんだなと感じ、暖かい気持ちになりました。


最近では、日本でも「夫婦カウンセリング」はよく知られるようになりましたが、オーストラリアでは気軽にカップルカウンセリングを利用する方が多いようです。


今回、このようなリトリートに参加して感じたことは、夫婦間の問題に加え、個人の問題にも取り組むことができるという点で、新しいカウンセリングの形だなと思いました。


今日はここまで!

バイロンベイ周辺にはこういったようなリトリートもあるよというお話でした。


それでは、また☆


#癒しとともに進化していく夫婦仲

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ラバーズノットバイロンベイのロゴ
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